その他のホルン作品2

レスラー/六重奏曲変ホ長調 /ホセ=ビセンテ・カステーリョ(2022)

CD(Cpo 555 537-2)

レスラー/室内楽作品集
1.六重奏曲変ホ長調 Op.16〜ヴァイオリン、
  ヴィオラ、チェロ、クラリネット、ホルンと
  ピアノのための
2.ピアノ五重奏曲イ長調 Op.28

 オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
 ウィーン・アルティス四重奏団
  ペーター・シューマイヤー(ヴァイオリン)
  ヨハネス・マイスル(ヴァイオリン:2)
  ヘルベルト・ケーファー (ヴィオラ)
  オトマール・ミューラー(チェロ)
 パスカル・モラゲス(クラリネット)(1)
 ホセ=ビセンテ・カステーリョ(ホルン)(1)
 録音 2022年1月15&16日(2)
     2022年4月7&8日(1)
 
 リヒャルト・レスラー(1880〜1962)はドイツの作曲家で作曲をマックス・ブルッフに師事していました。 
 六重奏曲変ホ長調は1906年作でヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、クラリネット、ホルンとピアノのための作品です。第1楽章:モデラートからアレグロ・モデラートは序奏がピアノに始まって、弦楽が入るとクラリネットが入って、すぐに主部のアレグロ・モデラートになってホルンも加わります。きれいな響きです。途中から勢いのある演奏になります。トリンドルのピアノはよい響きです。カステーリョのホルンもよい響きです。第2楽章:アンダンテ・ソステヌートは弦楽に始まって、すぐにピアノやホルンも入ってきます。クラリネットもよい響きです。クラリネットとホルンのソロもよい響きです。後半も素晴らしい演奏です。第3楽章:プレストは快適なテンポでホルンやクラリネットもよい響きです。ピアノと弦楽の響きも素晴らしいです。後半も見事な演奏です。第4楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポはきれいな響きで始まります。チェロとホルンのソロもよい響きです。中間部ではクラリネットのソロがきれいに響きます。次いでチェロやピアノもよい響きです。後半も華麗な響きの演奏です。これは素晴らしい演奏です。
 ピアノ五重奏曲イ長調はピアノと弦楽四重奏による演奏です。1915から1916の作品です。第1楽章:アレグロはピアノと弦楽四重奏の良い響きに始まります。ヴィオラがよい響きです。ピアノもよい響きです。やがてヴァイオリンの素晴らしい響きも聴かれます。後半もロマン派の作品らしい素晴らしい響きです。チェロもよい響きです。第2楽章:コン・モトは弦楽に始まって、すぐにピアノ五重奏になります。きれいな響きです。やがて力強い響きの演奏になります。
第3楽章:ポコ・アレグロも弦楽のきれいな響きに始まります。やがてピアノもよい響きで入ってきます。きれいな響きの演奏です。第4楽章:ヴィヴォはピアノに始まって、勢いのある演奏です。華麗な響きのピアノも素晴らしいです。弦楽の素晴らしい響きもいいものです。このロマン派らしい作品は素晴らしいと思います。見事な演奏です。 


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