アンサンブル

シュトラウスのための8つの私/ダニーロ・スターニ(2022)

CD(Notami Classica NC009)

シュトラウスのための8つの私
1.「ばらの騎士」より第3幕フィナーレ
2.アルプス交響曲Op64より「日没」
3.交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの
          愉快ないたずら」Op28
4.ホルンとピアノのためのアンダンテ ハ長調
5.4つの情緒のある風景から第2曲
           「さびしい泉のほとり」
6.オーボエ協奏曲より第2楽章アンダンテ
7.クープランのピアノ曲によるディヴェルティメント
      第3曲「チック・トック・チョック-エルフ」
8.「最後の葉」による8つの歌曲から「万霊節」
9.アルプホルン

 ダニーロ・スターニ(ホルン)(多重録音)
 録音 2022年11月22〜25日

 ダニーロ・スターニのホルンによる「シュトラウスのための8つの私」です。多重録音による演奏です。ダニエレ・ガッティの助言もあったようです。すべてリヒャルト・シュトラウスの作品です。
 「ばらの騎士」より第3幕フィナーレは穏やかに始まります。ホルンのきれいな響きが素晴らしいです。
 アルプス交響曲Op64より「日没」はこの大曲の後半になります。ホルンが活躍する作品ですから、ホルンだけで演奏するのも聴きものです。馴染みのあるメロディーが聴かれます。これは素晴らしい演奏です。
 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」はホルンが活躍する作品です。これを8本のホルンで演奏するのは大変なことですが、ホルンで演奏したらいいと思える楽器の主題もホルンで演奏しますので凄いです。ハイトーンもあります。クラリネットの主題もホルンで演奏しますので凄いです。後半も素晴らしい演奏です。カットもありますが、見事な演奏です。 
 ホルンとピアノのためのアンダンテ ハ長調はホルン・ソロの作品ですが、このピアノの部分までホルンで演奏しますので多彩な響きになります。これはこれで素晴らしい演奏です。ダニーロ・スターニの気持ちが込められた演奏です。見事な演奏です。 
 「4つの情緒のある風景」から第2曲「さびしい泉のほとり」は哀愁的な響きも感じられます。このホルン・アンサンブルは素晴らしい演奏です。
 オーボエ協奏曲より第2楽章アンダンテはホルンだけによる音楽でオーボエ協奏曲の雰囲気は感じられないです。これは素晴らしいホルン・アンサンブルです。
 クープランのピアノ曲によるディヴェルティメントから第3曲「チック・トック・チョック-エルフ」は快適なテンポの演奏です。ホルン・アンサンブルの素晴らしい響きがあります。
 「最後の葉」による8つの歌曲から「万霊節」は歌曲をホルンで歌いますので、きれいな響きで素晴らしい演奏です。
 「アルプホルン」はソプラノ、ホルンとピアノのための作品です。これを多くのホルンだけで演奏するのは珍しいことです。この演奏はソプラノの歌とホルンの歌とピアノのパートまでホルンで歌われますので聴きごたえがあります。素晴らしい演奏です。


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